【逗子珈琲をつくろう③】ついにコーヒー豆の種類と産地が決定!9/23逗子珈琲カッピングイベント開催レポ&気になる投票結果は…?!

2014/09/25| , , ,

フェアトレードの『逗子珈琲をつくろう』シリーズ、第3弾!

 

9月23日(祝)、SUECCO CAFEにて「逗子珈琲カッピングイベント〜みんなで豆を選ぼう大会」が開催されました。

 

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逗子フェアトレードタウンの会のみなさんの、フェアトレードの豆選びから焙煎、デザイン、販売までを逗子で行い、いろんな人に飲んでもらいながら逗子やフェアトレードや世界のことを、みんなで語り合ってほしいという思いから生まれたこちらの「逗子珈琲」プロジェクト。

 

今回は第3弾として、カッピングイベント当日のようすと、気になる投票結果をお届けします・・・!

 

★これまでの経緯については、ぜひ下記をご覧ください。

■【逗子珈琲をつくろう①】まずは知っておきたい「逗子フェアトレードタウンの会」とは?

■【逗子珈琲をつくろう②】カッピングってどんなもの?準備の舞台裏ちらり&珈琲豆焙煎工房「BEANS 東逗子」さん探訪記

  

 

 

■市民参加型、逗子珈琲カッピングイベントを開催


 

さて、それではさっそく会場のSUECCO CAFEへ…。

 

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定刻、すでに会場には大勢の方々が…! 逗子や周辺地域のみなさんの関心の高さをひしひしと感じます。

 

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まずは逗子フェアトレードタウンの会・水本さんより、逗子珈琲プロジェクトについての説明から。

 

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「これから皆さんに味わっていただいて、投票していただいた逗子珈琲は、11月1、2日に逗子の亀岡八幡宮で開催される『逗子コミュニティパーク2014秋』にて販売予定です」と水本さん。

 

また、逗子のちょい呑みイベント「ずし呑み~大人の感謝祭~」の期間中だけでも各飲食店などで取り扱っていただけないかなど、いろいろとやりとりを始めているのだとか。将来的には、逗子珈琲が逗子のいろいろなお店で気軽に飲めるようになっていけたら…と話します。

 

 

 

■コーヒー豆の豆知識。 


  

香りや味の比較に入る前に、「逗子フェアトレードタウンの会」から、今回のプロジェクトメンバーである“ともぞうさん”こと皆子(もり ともこ)さんによる、コーヒーの基礎知識講座

 

ともぞうさん、なんと自宅で育て始めて6年目になるというコーヒーの木を持ってきてくれました。

 

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 「コーヒーの木が育つには、昼、猛烈に熱くて、夜寒いという寒暖の差が必要。日本はコーヒー豆の栽培には適していないので、私の木は6年目だけどこのサイズです」とともぞうさん。

 

日本では、小笠原と沖縄でコーヒー栽培をされているところもあるそうですが、コーヒー栽培にはいくつかの条件があり、やはり基本的には「コーヒーベルト」と呼ばれる南北両回帰線(北緯25度、南緯25度)の間に位置する地域が、コーヒー栽培には最も適した土壌と気候なのだそうです。

 

そして、コーヒーの木になる赤い果実の種が、コーヒー豆。焙煎前の生豆がこちら。

 

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会場でも生豆の入ったビンを回して参加者のみなさんが香りをかいでいましたが、これが枯れ草というか藁というか、私たちが想像するいわゆるコーヒーの香りとはかけ離れた香り。

 

うわっ、と顔をしかめるお子さんの反応もあれば、中にはハーブみたいでいい香り、という女性も。感じ方はそれぞれですね。

 

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生豆を、このような麻袋に入れて輸出します。「よく、テレビなどで麻袋にスプーンを入れて茶色のコーヒー豆が出てくる・・・というイメージがありますが、アレは嘘です(笑)」。

 

実際には、さきほどの生豆の状態で輸入され、生豆を焙煎することで、私たちが見慣れた茶色くて芳ばしい香りのコーヒー豆となるんですね。

 

 

 

■コーヒーを表す、3つの香り


 

いよいよ、カッピングがスタート。以下の3つの段階で、3種類のコーヒーについて香りを評価していきます。

 

・フレグランス・・・豆を挽いたときの香り

・アロマ・・・抽出したコーヒー液の香り

・フレーバー・・・コーヒー液を口に含んだときの香り

 

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評価シートにはご覧のように「カラメルのような」「果実のような」「透明感のある」など参考となる表現が書かれていますが、「必ずしもこれにはとらわれず、自分の思ったままに表現してください」とともぞうさん。

 

それぞれの段階で、各自が感じた香りや味わいを手元の評価シートにメモしてゆきます。

 

さあ、それでは参加した方もそうでない方も、カッピングの作法を順を追って見てみましょう!

 

 

【STEP.1】FRAGRANCE /フレグランス

 

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まずは粉の状態での香り(フレグランス)を比べていきます。 

 

使用するコーヒーは、 前回ご紹介した「BEANS東逗子」さんで当日挽いてもらったばかり。3種類の粉を同じ容器に同量ずつ入れていくのですが、袋から出すだけで芳ばしい香りがふわりと漂います。

 

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最初のうちは「違いがわかんないなぁ・・・」という戸惑いの声も。それでも、何度も手に取って比較していくうちに、「ちょっとずつわかってきた気がする」と変化が。

 

周囲からは「ピザみたい」「焼きそばみたい…?」「こっちは軽いよね」「どっしりしてる」などなど、それぞれ個性的な表現が耳に入ってきました。

 

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【STEP.2】AROMA/アロマ 

  

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つづいて、粉に直接お湯を注ぎます。え、直接・・・?!

 

そう、ペーパーフィルターなどを用いると、そのフィルターによってかなり味が変わってしまうため、よりダイレクトに豆の味を引き出すため、粉に直接お湯を注ぐのだそうです。

 

お湯を注いでから抽出されるまで3分ほど時間を置き、香りをかいでいくのですが…、ここでもさらに2段階の香りが。

 

まずはお湯を注いだだけ、 粉が浮いた状態(粉が蓋をしている状態)での香りをそーっとかいでみます。

 

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そして次に、スプーンでカップ表面のコーヒーを割り(ブレイクする)、その状態で香りをかぎます。粉を割る前と後では、同じコーヒーでもかなり香りに変化が出ていてびっくり。 

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【STEP.3】FRAVOR/フレーバー

 

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そして最後にはじめて、口に含んでの評価へ。

 

液体をカッピングスプーンですくい、口の中に強く吸い込んで霧状に広げる…そうですが、もう少し簡単にすると、そばやうどんを食べるときのように、音を立ててずずっとすする!

 

そうやって空気とともに口の中に広げることで、フレーバーをより確認しやすくなるのだとか。

 

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個人的には、アロマでの評価と、フレーバーでの評価で順位が逆転してしまったりして、予想外の展開に。 また、少しずつ冷めていくのにつれて、なんだか味も少しずつ変化している気がする、と思っていると…、

 

「コーヒーも恋愛と同じで、アツアツのときはいいところしか見えない。冷めてくると、だんだん酸味が出てきたり、雑味が増えてきたりするんです」と、ともぞうさんの解説が。

 

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うーんなるほど、それも含めての総合評価ということですね。淹れたてはあっちが好きだったんだけど、冷めてきたらこっちが…。難しくなってきました。

 

皆さんも、何度も真剣に吟味されていますね。

 

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会場の方々に声を聞いてみると「2番はクセがあってワイルド」「3番はおいしいカラメルで、2番はカラメル焦がしちゃったかんじ」「1番は軽い感じ」などなど、感じ方は実にさまざま。自分の中にはなかった表現や感想を聞くのもまた、おもしろいもの。

 

また、同じ種類のコーヒーですらも、乾いた粉の状態から、 フレグランス、アロマ、フレーバーとどんどん香りが変わっていくというのは、カッピングイベントを通じて初めてこんなにも実感することができました。たかがコーヒー、されどコーヒー。奥深いなぁ・・・。  

 

 

 

■ 産地や品種のたねあかし。


  

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投票を終えたら、それぞれのコーヒーのベールが明かされます。今回使用したコーヒーは、こちらの3種類でした。

 

● 1.ペルー産「モンターニャ・ベロニカ」

● 2.タンザニア産「ジェニュイン・キリマンジャロ」

● 3.東ティモール産「カフェ・ティモール」

 

昔ながらの手摘みである、他の植物と混植である、バナナをシェードツリーにしている、生産から加工、輸出までを一括で担っている…などなど、生産団体や生産方法の説明を聞き、それぞれの豆が背景にもっているストーリーの一片に触れて、ちょっとだけ理解が深まったような気分になりました。

 

終了後、参加された方数名に感想を聞いてみると「楽しかった」という声に加えて「地元でこんなイベントがあるのは誇らしい。ぜひフェアトレードタウンになってほしい」などの声も。コーヒーをきっかけに、フェアトレードタウンという新しい取り組みにも触れる場となったのではないでしょうか。

 

 

 

■気になる、投票結果は・・・?!


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イベント終了後、即時開票!

 

当日は合計34票が集まりました。気になる結果はこちら・・・!

 

1番(窓側)ペルー豆 : 14票 
2番(まんなか)タンザニア豆 : 6票 
3番(キッチン側)東ティモール豆 : 14票

 

なんと、1番と3番が同票…。(ちなみに私は2番に投票しました。笑)

 

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ということで、「逗子フェアトレードタウンの会」のみなさんでディスカッション。

 

協議を重ねた結果、生産者情報がしっかり入るルートがあること、そして日頃はなかなか手に入らない情報を伝えるために、スタディツアーなども検討できる可能性がある、などさまざまな状況から・・・、

 

第1弾「逗子珈琲」は、東ティモール産「カフェ・ティモール」に決定!
 

「逗子フェアトレードタウンの会」さんのブログ記事では、今回のイベントで東ティモール豆に寄せられた皆さんの評価コメントの数々などが紹介されていますので、ぜひこちらもご覧ください!

 

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豆が決まり、これからはパッケージ制作や販売ルート開拓などに向けて引き続き動いてゆくとのこと。ちなみにパッケージはSUECCOの木村が担当させてもらっています。

 

最後にもう一度、商品のお披露目は、11月1、2日に逗子の亀岡八幡宮で開催される『逗子コミュニティパーク2014秋』

 

「逗子珈琲」の発売、どうぞお楽しみに…!